記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Music Life 弾き語りセレクション みんなのうた60

2021年4月で、NHK教育テレビの『みんなのうた』が祝60周年!

誰もが一度は聞いたことのある曲、さまざまな時代を彩ってきた曲、

小さい頃から音楽に触れることのできる貴重な機会として、

長く愛されてきた番組です。

自分も、子供の時分に番組を通じて様々な歌や音楽と出会い、

それらが自分の音楽の礎になっているし、

子どもができて、再び、朝夕などに番組を見るようになって、

子どもと一緒に口ずさんだりしています。

そんな『みんなのうた』60周年を祝って、番組を代表する歌、

自分の記憶に深く残っている曲を弾き語りします。

 

まず1曲目は誰もが知っている『ドレミの歌』。

これはもとはミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の楽曲で、

それをブロードウェイで聴いて感動した

ペギー葉山自らが訳詞を手掛けたものが広く普及しました。

 


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続いては番組をきっかけに大ヒットした、

みなみらんぼう作の『山口さんちのツトム君』。

実はこの曲には続編があって、

つとむ君を見守っていた女の子ユミちゃんの目線で描いた

アンサーソング『ユミちゃんの引越し 〜さよならツトム君〜』

というのもあります。

 


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続いては、おそらく「みんなのうた」の中でも1,2を争う人気曲、

堺正章の『北風小僧の寒太郎』

カンタロー!!の合いの手はきっと誰もが知っていると思います。

アニメーションでは寒太郎は新潟県日本海から南下して、

湯沢町三国峠を越え、五日市街道をなぞりながら、

羽田空港まで冬を連れてきます。

 


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続いては、当時のこども達のトラウマ曲として

よく取り上げられる

大貫妙子の『メトロポリタン美術館』。

薄暗いクレイアニメが少しこわごわとしていて、

しかも最後には主人公の女の子が

絵の中に閉じ込められてしまうという衝撃のラスト@@

 


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続いては、『コンピューターおばあちゃん』。

ようやくこの頃からコンピューターというものが社会に進出し、

また音楽の方でもテクノポップがフューチャーされてきたという

80年代当時の雰囲気がよく出た歌です。

編曲を担当しているのはYMOの世界の坂本教授なのです。

 


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続いては、「みんなのうた」の歴史の中でも、

超レア曲として有名な『ミスターシンセサイザー』。

 歌っているのはなんとタモリさん!!

 


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続いては、子供ながらに翼をもがれて、

堕ちて死んでゆくイカロスに涙した

 『勇気1つを友にして』

 ギリシャ神話の『ダイダロスイカロスの話』を題材にした歌です。

このメロウな曲がなぜだかずっと印象に残っていて、

こういう寂しい曲好きの原点。

 


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続いては、やなせたかしが作詞を手掛けた

『手のひらを太陽に』。

トンボだって、オケラだって、アメンボだって、

みんなみんな生きているんだ、 友だちなんだ!!

  


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続いては、のちに平井堅がカバーをしたことでも有名な

大きな古時計』。

 元は1876年にアメリカで発表された

ヘンリー・クレイ・ワークによるポピュラーソング。

美しい物語を読んでいるような 、

思わず感情移入してしまう名曲ですね。

 


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続いては、卒業ソングの定番曲でもある

『ありがとう・さようなら』 。

子供たちに数多くの名曲を作曲し続けてきた福田和禾子

「100年残る名曲を」という意気込みで作った楽曲だそうで、

その強い思いがひしひしと感じられる名曲です。 

 


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続いては、財津和夫作『切手のないおくりもの』。 

こちらも番組から大きな反響となり、人気となった曲です。

とにかく歌詞が素晴らしい。

 


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ラストは、「みんなのうた」の中で、

個人的に最も心に残っていて大好きなゴダイゴ

『ビューティフル・ネーム』

1979年ユネスコが宣言した国際児童年の協賛曲ということで、

子ども達にむけて、わかりやすく素晴らしいメッセージが込められた曲。

自分の小学校では、この曲が休み時間に毎日流れていて、

この曲を聞くたびに、

子供の頃の楽しかった思い出がよみがえります。

 


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ということで「みんなのうた」60周年特集でした。

まるで歌のユニバーサルデザインといえる、

老若男女、誰が聴いても楽しい、印象に残る名曲ばかりでしたね。

これからも70周年、100周年と続いて、

素晴らしい歌を送り出してほしいです。