記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2017年myベスト

総括に続いて、これまた毎年恒例のMyベスト発表。
2017年の各部門賞に参ります。


【ベストマウンテン: 子連れハイク 富士山登頂】
●総括: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170827/1503844374
●1日目: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170830/1504105456
●2日目: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170901/1504248257


2017年は、様々な分野に活動が広がり、
色々な方面への遠征も増えたため、
メインの活動である山行の割合が減ってしまいました。
スケジュール的な問題に加えて、
2017年は週末ごとに天候が悪く、
実際に山に入れるチャンスも少なかったように思います。
今年は北アルプスには土砂降りの鹿島槍ヶ岳にK大先生と遠征に行ったきり、
上高地入りすら果たせず…。
とはいえ、山への情熱がなくなったわけではなく、
むしろ遠ざかる山にまた早くおいでと言われているような気すらします。
今年の山行で最もハードだったのは、
ここ数年の宿題だったダイヤモンドトレイル全縦走。
今の自分の能力・体力の限りを尽くした激闘でした。
でも、去年のNO.1はと問われれば、迷うことなく、
長女と達成した富士山登頂!
自分自身は3度目の登頂でしたが、
これだけスッキリ晴れた富士山は初めてでしたし、
何より自分のことよりも
娘が自らの足で偉業を達成したことがうれしかった!


【ベストライド: なんちゃってキャノンボール with うめ&ROADYASAI】
●総括: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171107/1510029999
●第1区間: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171127/1511775934
●第2区間: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171206/1512528495
●第3区間: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171214/1513241428
●打4区間: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171228/1514438324


ストライドは文句なしで「なんちゃってキャノンボール」。
ダラダラと自転車復帰して、ぼちぼちと走ってはいたものの、
本格的な超ロングライドに
最初はやれんのかっという気持ちが大きかったですが、
昔取った杵柄、やれちゃいました。
もう競技的な走り方やストイックな練習はできませんし、
したいとも思いませんが、
やっぱりロングライドってドラマだな、面白いなと。
かつての仲間がそれを後押ししてくれて、
一緒に感動を共有できたというのも
これからの自転車人生の大きな財産となりました。
山と同じく、娘が一緒に走ってくれるというのも大きく、
木馬の皆さんと走ったアワ1でのラストの登りは、
大人がみな大感動で、あれも忘れられない思い出です。
今年もやっぱりロングライドにこだわって
走っていけたらいいなと思いますが、それよりまず、
うめさんに怒られる前にパンク修理練習せな@@@


【ベスト産業遺産: 本屋改造プロジェクト at スタンダードブックストア心斎橋】
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170327/1490582478


産業遺産めぐりもたくさんしましたね。
念願だった”埼玉のパルテノン神殿”こと首都圏外郭放水路は見事でした。
また、決してアニメオタクではないのですが、
耳をすませば』『究極超人あ〜る君』など
大きく自分の人生に影響を及ぼした作品の聖地巡礼もやりましたねえ。
あとは、山歩きができない分、
街中、それも夜の街をフィールドにして、
写真を撮るという遊び方も本格的に実施するようになり、
これも活動の新たな柱になりそうな予感。
と、この部門はひとくくりにしづらいアレコレが含まれるのですが、
その中で一番印象的だったのが、春先に、
いつも贔屓にしている本屋&文化発信基地である
スタンダードブックストア心斎橋のリニューアル工事のお手伝い。
改装工事をお客さんも巻き込んでやって、
場所を一緒に創造する(ついでコストしっかりカット)という、
面白いアイデア。さすが中川おじさんです。
本屋さん、それも大好きなお店に自分で手を加えられるなんて
こんな機会は多分なかなかありません。
元々好きだった場所が、さらに思い出深い場所になりました。


【ベストMUSIC: 『Lift』by トクマルシューゴ
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170123/1485146729


今年は音楽の分野が一気に盛り上がりました。
色々なライブにでかけたり、イベントに出演したり。
個人の音楽活動では、オリジナル曲は1曲しか完成できなかったけど、
弾き語り練習のカバーはたくさん。
今年は、ストックの中からせめて3,4曲は仕上げたいなあと思っています。
去年聴いた曲の中で、一つだけ選ぶとすれば、
トクマルシューゴさんの『Lift』。
2016年の暮れに舞台『私は慎吾』を観に行って、
その音楽を担当されていたのがトクマルさんで、
その流れでニューアルバム記念のライブに行ったのだけど、
あらゆる楽器を持ち替えて超絶に演奏する音楽マニアぶりに度肝を抜かれ、
ただひたすらに”音”が”楽”する奇想天外なライブに、
ああ、音楽って本当に自由でいいんだと、
今まで自分の中にあった固定概念を
気持ちいいぐらいにぶっ飛ばしてくれました。
その中でもこの曲は、とにかくLiftのごとく浮遊していく感覚が面白く、
とにかく気持ちいい!!PVもスッバラシイ!!


【ベストBOOK: 『エドウィン・マルハウス』by スティーブン・ミルハウザー


読書の時間は相変わらず、
通勤や遠征の合間の電車の中という隙き間産業で、
雑誌等々を除いて、ちゃんと読書となると数えるほどしかない。
本屋に行けば大量に買ってしまい、
積読書がどんどん膨らんでしまっています。
去年、1年かけてじっくり読んだのが、この一冊。
実はまだブログで感想をまとめてないのだけど、
目くるめく万華鏡のような圧倒的に詳細な場面描写、
やけにリアルな悪夢の不気味さを思い出させる後読感など、
中毒性たっぷりのミルハウザー節全開の一冊でした。
わでゅい子、わでゅい子(悪い子、悪い子)


【ベストMOVIE: 『この世界の片隅に』by 片渕須直監督】
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170130/1485739952


上映直後にはなかなか行けず、
年をまたいでようやく観ることができたのだが、
まさかこれほどまでに心の大きな部分を占めるほど大切な作品になるとは。
作品の素晴らしさや、中身の話は
もうさんざんいろんなところでしてきたから、今回は別の観点を。
個人的に、日本のアニメーション界は
「美男美少女キャラ」「胸キュン舞台設定」「徹底したリアル背景描写」の
3点セットで崩壊の一途をたどっていると思っている。
物理的な制約を受ける実写(リアル)と違い、
極限的には紙とペンだけで、重力も時間軸も、はたまた真実でさえも、
あらゆるものを超越できるはずの世界であるはずなのに、
どこかで見たり聞いたような陳腐なテーマや題材を借りてきて、
とにかく単純に現実を模倣するだけのリアルさにかまけて、
真のイマジネーションをどんどんと委縮させている。
途方もなく馬鹿馬鹿しい発想や、壮大過ぎる冒険心、
危険極まりない野望といったものがいつしか失われ、
アニメーションがイマジネーションの創造ではなく、
単なるツールでしかなくなってしまっている。
これを危機と言わずに何といえようか。
その極限がその前の年にブームとなった『君の名は』で、
そういう思いを抱いていた矢先に、この作品に巡り合い、
アニメーションでここまでのことが表現できるんだ、
アニメーションだからこそ伝えられる思いがあるんだ、
しかもそれが、小さな子供たちの心の中にまでも
射程に捉えることができる力を帯びている、
やっぱりアニメーションは豊かで素晴らしいと痛感することができたのでした。
例えば、穏やかな瀬戸内の海の水面に、
白い兎がぴょんぴょん跳ねる場面。
例えば、畑仕事の最中に突如空襲が飛来するのだけど、
すずさんの心の中は絵を描くことでいっぱいで
パンパンと爆発が鳴るたびに、絵の具が空に散らばるといった表現。
これらはアニメーションだからこそできる描写であって、
伝えたいものの本質と、それを的確に伝える方法が、
ピタッと一致して、それこそが真のクリエイティブなのだろうと感じたのでした。


【ベストドラマ: 『カルテット』】
●『おとなの掟』: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170329/1490751378
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170125/1485309113


去年は魅力的なドラマがたくさんありました。
全力でみね子を応援してきた朝ドラの『ひよっこ』、
高畑充希ちゃんの一挙手一投足が見逃せない
過保護のカホコ』と随分迷いましたが、
2017年のNO1は『カルテット』!
とにかく、脚本が素晴らしい。
セリフの一つ一つに大人の重みがズシリとあり、
そのセリフに負けない役者人の存在感と説得力。
カルテットの織り成す、何重奏ものドラマの深さに、
思わずドはまりしました。


【ベスト演劇: 『MANGA Performance W3(ワンダースリー)』】
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171220/1513737888


演劇も前年からぼちぼち観に行くようになりました。
やはり画面のものと、目の前の舞台のものとは似て非なるモノ。
その面白さがわかってきた今日この頃です。
30年ぶりに親子3代で観に行った
レ・ミゼラブル』も本当に感動しましたが、
今年はやはり、ワンダースリー!
カメレオン役者の坂口さんの存在が、
演劇の世界への扉を開けてくれたのは間違いありません。


【ベストフットボーラー: 中村憲剛


2017年はあまり、サッカー関連にかかわることがなかったのですが、
一番うれしかったのは、川崎Fの悲願の初タイトル。
ルヴァンカップでまたしても栄冠を目前に敗れ、
シルバーコレクターの呪いが続くかと思われたが、
最終節での大逆転でのリーグ制覇。
泣き崩れた中村憲剛の熱い涙にこちらもほろり。
川崎一筋、日本人屈指のMFに、ようやく勝利の女神がほほ笑んだ!
おめでとう!
ちなみに自分はガンバサポですが、
今年は無冠はもちろん、中堅も中堅、話題にも上らない程度のリザルト。
体制5年の区切りで長谷川さんが退任して、
2018年は果たして!?


【ベスト野球人: サファテ(ソフトバンク)】


今年は、セパ両リーグとも
2位と10ゲーム差以上の首位独走状態で、
2強10弱でしたから、
他のチーム・選手がどれだけ盛り上げて成績を残そうとも、
広島とソフトバンク以外からの選出はあり得ません。
まして我が燕軍団など…(涙)
その最強2チームの中で選ぶとすれば、
文句なしでソフトバンクの守護神サファテでしょう。
66試合登板で、防御率1.09、2勝2敗54セーブ。
102個の三振に、わずかに8失点。
文句なしの成績はもちろん、
彼が出てきた時点で、すでにゲームセットという、
絶対的な安心感はすさまじい。
いやあ、うちにもぜひこういうストッパーがいればなあ…


【ベストドライバー: 佐藤琢磨


根っからのF1フリークでしたが、
ここ数年はほとんど興味が薄れてしまった。
フォーミュラEも、やっぱりサウンドがしょぼかったり、
燃費を計算して全力で走らなかったり、
蓄電の限界でピットでマシンを乗り換えたり、
興ざめな部分も大きく、
次世代自動車の開発の畑という側面からはともかく、
やはりまだまだモータースポーツと呼ぶには
未熟な点が多く見なくなった。
半面、最近はスーパーGTなど国内レースが面白くて
そちらに興味がシフトしてきている。
そういった中で、日本人あるいはメイド・イン・ジャパンが
世界的に活躍する場面というのがなかなかお目にかかれない中、
やってくれました、タクマ!!
アジア人として初のインディ500優勝。
F1のモナコGPル・マン24時間とならぶ世界3大レースで、
ドライバーの腕が最も試されるオーバル200周、
時速350kmオーバーの真剣勝負を
まさか日本人が制するなんて!!
これぞアメリカンドリーム!!


【ベストグルメ: 「USHIO CHOCOLATL」のチョコレート】


2017年のベストグルメはまさかまさかのチョコレートです。
自分でもびっくりですが、それほど食べたときは衝撃的でした。
カカオ豆と砂糖だけで作られた、
シンプルながらもこだわりの詰まったチョコは、
作り手の熱い思いがビンビンに伝わる絶品でした。
尾道向島にある工場にもぜひ訪れてみたい。


【ベスト酒: 弥栄鶴 亀の尾蔵舞】


年々、酒の量が増えているような気がします。
全国津々浦々のお酒をたくさんいただきましたし、
酒蔵さんにもお邪魔しました。
酒を通じて人との交わりもあり、
まさに類さんが提案する酒縁を感じている次第。
その中で年の一本を選び抜くとしたら、
京都は丹後半島のこちら。
近年の日本酒ブームでは、
獺祭に代表されるような、
すっきりフルーティーで飲みやすいタイプのものが
もてはやされ市場を席巻していますが、
これはその潮流とは真逆で、
非常に濃厚なボディにふくよかな酸味がじゅわり。
亀の尾という一度は絶えた酒米を復活させるところから出発し、
丹後ならではの自然の恵みをダイレクトに伝えるクセのあるお酒に
存分に酔いしれました。
限界まで精米をしてクセ癖のない呑みやすさを追求すると、
同じゴールに向かって酒の性質はどうしても似通ってきてしまいます。
それでは正直何呑んでも一緒のことで全然面白くない。
せっかく、日本という四季豊か、自然豊かな国土に、
それぞれの土地に根差した文化や風土があって、
そこからモロに影響を受けているものが日本酒なのであって、
水も違えば、米も違う、酵母も違えば、気温も環境も違う。
クセがあって当然で、地元臭さがあってよいのだ。
その違いを味わい、楽しんでこそ、
酒の良さがわかるのであって、
酒を味わうとは日本の文化や風土を
そのまま味わうことなのだと思っている。


【ベスト酒場:「あずき色のマーカス】


このところは、各地への遠征の帰りに
必ずその土地の酒を買って帰ることにしていて、
それらをわが家で味わう、家呑みが主流になりつつあるのだが
やはり酒場で飲む酒というのは、自宅にはない味というものがある。
酒を呑むということは、
文字通り酒という飲み物を飲むということではなく、
酒を呑むということの全て、その行為に酔いしれることである。
味な空気を纏った場所で、おいしい食事を楽しみながら飲む酒、
店の人や他のお客とのやり取りをしながら、
あるいはガヤガヤとした空気の只中に身を置いて、
その空気を肴に飲む酒というのもまたどれも格別なのだ。
そういう意味で、なじみの店を持つということは、
酒飲みにとってはとても大切なこと。
自分にも1つの町に1つのなじみの店をもつようにしているが、
我がホームグラウンド天満に、去年新しく仲間入りしたのが、
「あずき色のマーカス」。
酒に造詣が深いのはもちろん、
生もと造りの酒にこだわるという変態ぶりを発揮する
マーカスさんとの酒談義は格別の肴である。


【ベスト麺: 華Sansyou学の麻婆麺】


生活圏がどこもかしこも関西屈指の麺激戦区なので、
ラーメン、うどんその他、麺づくしの日々ですが、
去年すっかりハマってしまったのが、
西中島南方にある「華Sansyou学」の麻婆麺!!
もともとは新大阪の中華の名店ファンファンで修業されていて、
実力は折り紙付き。
絶品の麻婆豆腐もさることながら、
その濃厚な旨さと辛さに負けない麺の旨さと甘みのフォロー!!
極めて中毒性が高く、
こうやって書いているだけで、
思い出してヨダレが出てしまう@@@


【ベストカレー: ダイヤモンドビリヤニ
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170607/1496812356


根っからの黄レンジャーを自負しておりますが、
もはやとても追いつけないほど
関西のスパイスカレー業界は拡大普及しておりますが、
カレー部門の一等賞は、
中津の「ダイヤモンド★ビリヤニ」さんで決まり!
ここ数年で一気にブレイクしつつあるビリヤニですが、
ここは釜炊きを直接提供してくれる珍しい専門店。
まずはその見た目のインパクトが絶大で、
窯を開いた時のアツアツの湯気からの登場シーンは、
思わず拍手をしてしまう。
あの手この手のトッピングの出し入れで、
マジックのように味変をしながら、最後まで楽しめて、
食事というより、ちょっとしたアトラクション感覚。
ああ、これまた食べたくなってきちゃった!じゅるる@@


【ベストイベント: アンサンブルズ東京】
坂本美雨withCANTUS WS: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171003/1507009129
坂本美雨withCANTUS WS②: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171020/1508477747
大友良英スペシャルビッグバンド WS: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171023/1508748264 
●当日パレード: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171025/1508900715
●その他の演目: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171025/1508911191
坂本美雨withCANTUS本番: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171030/1509339170
大友良英スペシャルビッグバンド本番: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171031/1509417942


ベストイベントは文句なしでアンサンブルズ東京。
2年連続2回目は、2演目かけもちで楽しみました。
もうこれについては散々っぱら書いてますので、
ぜひ各記事を読んでくださいまし。
とにかく魔法のような日々でした。


【ベストブーム: レトロ印刷JAM】
●記事①: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170911/1505093983
●記事②: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20171129/1511918943



去年最大のヒットは、
わが家のご近所で発見した大人の図工室「レトロ印刷JAM」さん。
ふらっと立ち寄って、思い付きで、セルフで、
モノ作りが楽しめる夢のような空間。
素人工作部隊であるわが家の可能性を無限大に広げてくれました。
特にセルフで簡単にシルクスクリーンができる
「スリマッカ」との出会いは決定的な出来事。
今年もジャンジャカと利用させていただきます!!


【ベストプロダクツ: 夏の自由研究 わが町の立体模型】
●記事: http://d.hatena.ne.jp/arkibito/20170825/1503623221


様々なイベントに出たり、色々な人と出会ったりする中で、
わが家の工作部隊の出番が増えた一年。
おもちゃでもゲームでもいいですが、
なにか楽しいもの、面白いものをお金で買ってきて消費するということでは
もはや満足できないというか、
何か楽しいもの、面白いものを自分たちで考えて、自分たちで作ってみよう、
という方が何十倍も面白いのです。
何より大きいのは、同じように面白がって、
一緒に工作をしてくれる奥さんと子供たちの存在。
感謝ですね。
わが家のものづくり気質の最たるものが、
長女の夏休みの自由研究で作ったわが町の立体模型でした。
夏休み期間に何度も町を歩いては、調査を繰り返し、
それを地図に落とし込んで、消しゴムを削り完成させていく。
まるで新しい町を自ら創造するかのようなワクワク感がありました。



【マン・オブ・ザ・2017: 大友良英




もはやこの方をなくして2017年は語れません!!
本当に、人生の豊かさを身でもって
教えてくれた恩人といっても過言ではないほど。
型があっての型破り、そうやって世界を拡張していくこと、
音楽にしても芸術にしても、
全てのことは、つまるところ、
生き生きとした場をいかに創出するかということに尽きる、
それらを肩ひじ張ることなく、
自然体で身でもって知らしめてくれました。
ご本人はきっと、そんな大袈裟なことじゃないよ〜と言いそうですが
心の原動力をそっと授けていただいた、そんな気持ちでいます。


ということで、ようやく2017年終了!
今年も去年に負けないくらい
色とりどりの1年にしたいと思います。