記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

京都一周トレイル 東山コース(伏見桃山~大岩展望台~稲荷山~清水山~将軍塚~大文字山~比叡山~坂本ケーブル)

10月某日。

もうすでに 山の大型遠征の頃は過ぎてしまい、

あとはご近所の山を楽しむ季節になりました。

とはいえ、今年はまだまだ歩き足りない。

それならば近くのお山でロングに歩けるルートを。

京阪神では、すでに神戸の六甲全縦、

金剛山ダイヤモンドトレイルは完歩済。

残る1つ、京都一周トレイルが残っています。

 

京都一周トレイルは文字通り、

京都盆地をぐるっと取り囲んでいる山々を繋いだトレイルで、

西は上桂をスタートし、嵐山・清滝・高雄から、

鞍馬~大原を抜けて比叡山へたどり着き、

そこから南下して大文字山~将軍塚~清水山と経て、

稲荷山~伏見桃山城とつなぐ約80kmのロングトレイルです。

 

さすがに体力の落ちた今年に、

いきなり、全ルート踏破は厳しいのだけど、

いずれチャレンジしないといけない。

このトレイルは山道だけでなく、

下界へ何度も上り下りをして、

住宅街を縫って行かないといけない箇所も多い。

六甲全縦でも西部の住宅街でのロストが難儀だったし、

ひとまず下見がてら、コースの位置を歩くことにしました。

 

コースの約半分にあたる東山コースは、

宝ヶ池~伏見桃山の間で

東山三十六峰トレイルランが行われているなど

メインになる部分なので、そこをセレクトして行ってきました。

出発の都合で、今回は伏見桃山駅から北上し、

修学院からは下山せずに比叡山まで登り返してのゴールでした。

 

<山行記録:9時間22分>

07:30伏見桃山駅⇒07:50伏見桃山城⇒08:17大岩山展望所08:20⇒

08:30仁明天皇陵⇒09:00白菊の滝⇒09:08稲荷山09:12⇒

09:39泉涌寺⇒09:47今熊野分岐⇒09:54東山トレイル口⇒

10:10国道1号横断10:30⇒10:34清水山トレイル口⇒

10:45清水山⇒11:00東山山頂公園展望台11:05⇒

11:17三条通陸橋⇒11:27日向大神宮⇒11:36神明山⇒

12:22大文字山⇒12:33大文字火床12:45⇒

13:00銀閣寺(お昼休憩)13:15⇒

13:28パプテスト病院⇒13:57No.60⇒14:43掛橋石鳥居14:45⇒

14:56水飲対陣跡碑15:00⇒15:15展望ベンチ⇒

15:50比叡山人工スキー場跡⇒15:53お地蔵さんのある展望地15:56⇒

16:00山頂駐車場16:08⇒16:12比叡山16:15⇒

16:38阿弥陀堂⇒16:42延暦寺根本中堂16:45⇒16:52ケーブル延暦寺G

 

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さて、朝7:30の伏見桃山駅からブログ版も出発しましょう。

実は、予定時間よりも寝坊して、早くも予定より40分遅れ。

まずは朝日に向かって東へ進みます。

それにしてもいいお天気。

 

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大手筋通を東へ進み、御香宮のところでR24をまたぐ。

その先でJRをまたぎ、伏見桃山陵へ入ります。

すでにここまでにも京都一周トレイルの案内板が随所にあり、

これを目印に進んでいきます。

 

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玉砂利をシャリシャリいわせながら進み、

乃木神社の辻で左折、少しだけ登っていくと、

伏見桃山城に到着。

城の内部は公開されていないようで外観だけ。

ここまでで20分ほど。

 

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城の右手から回り込んで伏見北堀公園へ。

じわっと登って、ドンツキの交差点を左折。

その先すぐに右折。

このあたりの住宅街を抜ける場面も、

道迷いしないか少々不安ですが、

とにかくトレイルの案内板を見落とさないように進みます。

 

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深草大亀谷の住宅地の坂をえっほと登っていくと、

その先で住宅地が途切れ、オフロードになり、

竹林の間を抜けていきます。

 

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途中で短い急坂を上っていくと、竹林を抜けて視界が開けます。

左手には広大な太陽光パネルが並ぶところをさらに進みます。

電波塔のようなものが見えてきますが、そこからがなかなかの急坂。

前傾姿勢でペースを維持して上り詰めます。

 

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坂のトップに、大岩展望台があります。

時刻は8:17。

直前の坂がなかなか堪えましたが、

その頑張りの分だけ、なかなかの眺望です。

京都盆地が一望できるのはもちろん、

はるか遠く大阪の高層ビルまで。

こんな場所があるとは全然知りませんでした。

 

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その先大岩神社があるのですが、

展望台からトレイルの案内板に従ってショートカットして、

下山ルートへ。

日当たりの悪い、少し荒れた下り道で、

滑らないように要注意しながら。

ゼルダの伝説に出てきそうな祠を抜けていくと、竹林に出ます。

なんとその竹林の間から小さな滝が流れています。

全然知らない京都が新鮮。

 

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さらにオフロードを進んでいくと県道35号(大岩街道)にでました。

この道は時々ロードバイクで、

山科から抜ける時に使う名神道路沿いの道。

こんなところに出るのかあ。

往来に注意して道の向かいへ渡り、

旧道らしき道を進みます。

そこから仁明天皇深草陵方面へ、折り返すような感じで。

ここは直進してしまうと迷うので、案内板を要確認です。

 

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その先で、名神高速をくぐります。

くぐった先はドンツキなので、左手へ。

高速に沿った先のドンツキを右に折れて、次の案内板まで。

そこで右折して再び山の方面へ向かいます。

ここを直進してしまうと宝塔寺伏見稲荷神社へ行ってしまうので、

曲がり所注意。

 

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小さな集落を抜けていくと、その先は田畑が広がっています。

ネギ坊主がにょきにょき。あれは九条ネギだろうか?

畑のドンツキを左に折れ、京都工学院校の手前で右折。

しばらくは竹林の間を抜けていきます。

 

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しばらく進んでいくと、小さな駐車場があり、

その先に白菊の滝があり、引き続いて御劔の滝と、

滝が連続します。

この一帯では滝行を行うための行場として、

たくさんの滝が点在しているようです。

伏見稲荷の裏手側は全然来たことがなかったので、知らなかった。

 

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滝の脇の細く急な上り坂を上がっていきます。

滝が存在するくらいなので、傾斜はなかなかあります。

途中で、分岐があり、

直進すると大岩、左折すると稲荷山へ向かうポイント。

ここを左折すると、急な階段場。

ここはなかなか骨が折れます。

最初に出てくる鳥居までは胸突き八丁。

 

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鳥居をくぐると、その少し先で、

伏見稲荷神社からのルートと合流し、ほどなくして

稲荷山山頂です。

ここは今回の東山三十六峰の最南端に位置するピーク(233m)になります。

時刻は9時を少し過ぎたところ。

お参りを済ませて、二ノ峰方面ではなく、御劒社の方面へ降ります。

まだ朝早いからか、人出はまばら。

赤い鳥居をいくつもくぐっていきます。

 

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御膳谷奉拝所でおトイレを拝借。

そして四つ辻方面ではなく清瀧方面へと下っていきます。

この辺りは道も整備されているし、

下りの勢いを借りて軽くランで、時間稼ぎ。

そして京都国際高の正面あたりに出てきます。

 

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そこからトレイルの案内板に従って進み、

泉涌寺に出る。時刻は9:40。

今熊野観音堂の方へ折れるが、

その先二手に分かれる道の右手へ。

もう一方の道にかかる朱色の橋をくぐって、

細い路地を北上していきます。

 

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小さな渓谷に架かる橋を渡ったら、

ぶつかる道Uを切るようにして右へ。

(ここを道なりに直進してしまうと東大路通に出てしまう)

そこからは今熊野の住宅の密集地を進みます。

要所要所にトレイルの案内板がありますが、

ちょっとわかりづらいかもしれないので、

丁寧に道をチョイスする。

石段を登ると醍醐道に出て、横断。

日吉南道を少し進むと、その先の浄水施設の脇に、

トレイルの入り口を発見。山へ戻ります。

 

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山道らしい山道へ久しぶりに戻ってきました。

この道はそれほどアップダウンもなく、歩きやすい道。

ちょうどこの真下辺りを、新幹線や東海道本線がくぐっていますが、

そうとは感じないほど静かでひっそりとしている。

本当にここが京都市内なのかと思うほど、誰もおらず静かで、

忘れ去られたような山道。

左手には確か秀吉の墓所・豊国廟があるはずだが、

それも林で見えぬまま、東山の中央斎場へ向かう舗装道路に出た。

 

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その道を少し下れば、

でっかいでっかい国道1号が行く手を阻みます。

これをどうにかして横断しないといけない。

もちろんトレイルに従って行けば、渡れるはずなのだが、

案内板の表示を読み違えてしまう。

下ってきた道をくるっと振り返れば、

その道の脇に歩道のトンネルがあるのだが、それに気づかず、

右折して渋谷道へ入った先に、トンネルがあるのだと勘違い。

しかし行けども行けども国道側へ抜ける道はなく、

東大路通まで行ってしまって、間違いに気づき、

どこで見落としたのかと法華寺の辺りをぐるぐると。

これはどうしたものか。

埒が明かないので、これは少し余計上るが、

将軍塚へ続く東山ドライブウェイまで行って

横断してからリカバリーするしかないと戻る。

ただ、最後に見たトレイル案内板は確認しておこうと思ったら、

ちょうど下りてきた道と反対側からの眺めになったので、

下ってきた道の脇にもぐりこむようにしてあったトンネルに気付きました。

思い込みもありましたが、いやあ、わからなかった。

結局ここで思いがけず20分近くロストしてしまいました。

時刻は10:30。

 

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どうにかこうにか国道1号をくぐると、その先に階段。

登り切ってヘアピンになっている車道の脇から、

清水寺方面の小道へ。

少し進むと、再びトレイルの入り口を発見しそちらへ。

 

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雑木林の山道は穏やかな山道でした。

ここまで来ると少しずつハイカーと出くわします。

途中、ちょっとだけ脇へ入り清水山(242.5m)のピークを踏む。

この少し下には、あの有名な清水寺があり、

そちらはきっとたくさんの人出だと思いますが、

本当にそんな一大観光地のすぐ真裏だとは思えないほど、

静かでひっそり。

 

面白いのは、ここが京都だという意識があると、

なぜだかこの静かな道が忍びの道で、

隠密行動をしているような感覚に陥ります。

こういう感覚は六甲全縦でも他のトレイルでも感じないのですが、

京都のお山に来るとなぜだかそう感じてしまいます。

忍忍。

 

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穏やかな道をえっほえっほと歩き、

高台寺の辺りまでやってきました。

ここでトレイルはくの字に曲がるような感じで続き、

さらにそこから進んでいくと、

賑やかな東山山頂公園の駐車場にでます。

 

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東山の展望台からの京都盆地の眺めは最高です。

見事な秋晴れの青空に、広がる京都の街並み、

向こう側には西山の連なり。

 

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さて時刻は11時をまわりました。

京都一周トレイルは、将軍塚から蹴上へと下りていくのですが、

ここは東山三十六峰マウンテンマラソンのコースに倣って、

東山ドライブウェイを下っていくことにします。

ここは歩道がないので、後方に注意しつつ進みます。

途中のヘアピン区間で、車同士の事故があったようでした。

陸橋で三条通をまたぎ、蹴上には下りずに、

九条山浄水場の方へぐいっと上り返します。

 

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小さな谷あいの集落を過ぎると、

日向大神宮がひっそりと祀られています。

お社の方へは折れずに、道なりに進んでいくと、

再び山道へ入っていきます。

 

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登り始めはまずまずの登りで、

そのうち、急な岩場が短くあります。

そこからは東山と山科との境界ゾーンに広がる

トレイルを繋いでいきます。

基本的にはよく手入れの効いたトレイルが続くのですが、

過去の台風の影響で木々がなぎ倒されたままの箇所も

多く残されています(通行には支障なし)。

この辺りは市街地のすぐ裏手ということもあってか、

意外とたくさんのハイカーがいました。

きっとみなさん大文字山の火床が目的地だと思われます。

 

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東山と山科、そして滋賀との境界ゾーンである、

如意ヶ嶽を主峰とする山域は、

たくさんのトレイルが縦横無尽に走っていて、

一度しらみつぶしにトレイルを探検したいなあと思っているところ。

 

南側の開けたところから、

うっすらと山科の街並みと、

奥に音羽山~醍醐山の山並み。

あちらも一度歩いたことがある。

 

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トレイルの案内に従って、黙々と森を進んでいきます。

それほどのアップダウンもなく、さくさくと。

そして大文字山のピークをかすめて、先の休憩ポイントへ。

ここはかなり多くの人が休憩をしていたので、

写真を撮ってすぐ先へ行きましたが見事な眺望。

 

ちょうど今朝歩いてきた、

伏見桃山から将軍塚までの山塊が目の前に横たわっています。

短いようで長い道のり。

 

それからそのまま大文字焼が行われる火床までもうひと足。

ここからは銀閣寺から伸びる今出川通が、

吉田山の脇を抜け、出町柳のデルタへ延びる様子が中央に。

右手の大外を取り囲むようにして北山の山並みがあり、

一番反対側の奥にある高い山が愛宕山

石川五右衛門でなくても、

思わず絶景かな~っと叫びたくなりますね。

 

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ちょうどお昼時ということもあり、

この火床もかなり人が多いので、

最小限度の休憩で先へ進みます。

火床からトレイルへ戻る場所からは、

今日の終着点の予定である比叡山がようやく姿を現しました。

近いようで、まだまだ遠い。

 

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登りも下りも混雑するトレイルをかき分けて銀閣寺まで下りてきました。

お昼ごはんがまだだったので、

門の横にある茶屋でうどんをかき込みます。

疲れた体にお出汁が沁みます。

15分ほどの休憩で、補給、トイレを済ませてリスタート。

時刻は13:15。

 

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大文字山の登り口まで戻り、

そこから左手の朝鮮学園の方へ。

ここは敷地に入ってよいのかわからず、

門の手前から茂みに入り、どうにかして、向かいの門まで。

一応トレイルランの大会ではこのルートになっているのですが、

普段は勝手には入れないと思われる。

白川の方まで迂回する方がベターかもしれない。

ひとまず北白川丸山町にでて、住宅地を抜ける。

白川を渡り、志賀越道へ。

 

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乗願寺のところの辻を左折し、御蔭通りを西へ少し進む。

日本バプテスト病院の看板のところで、

矢印の通りに進みます。

病院の入り口とはもう一方の右手の道へ入っていき、

病院敷地の高い壁を左になぞりながら、

徐々にオフロードへと入っていきます。

 

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どんどん山へと分け入っていきますが、

ここで思いがけずの沢歩きです。

ちいさな流れですが、完全に川の中を遡上していきます。

ついさっきまでバリバリの街中だったのに、

一歩足を踏み入れるとこんな世界が広がっているなんて、

楽しすぎます。

 

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うきうき気分で、沢を遡っていくと、

途中でトレイルが分岐。

尾根へ上がって瓜生山へ向かうルートと、

このまま沢を進んでいくルート、

最終的には先で合流するようだけど、

これは迷うことなく沢ルートを選択。

 

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沢はずいぶん奥の方まで続いていましたが、

途中で沢が分岐する地点で、

トレイルは上へと登っていきます。

登りはそれほど厳しくはないが、

さすがに30km以上は歩いているので、

そろそろ疲労がたまってきてます。

 

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この一帯でも、台風の被害は大きいようで、

大杉がドミノ倒しのようになぎ倒されています。

雨風の力をまざまざと見せつけられますが、

それにしても植樹された木は、あまりに弱すぎるのか、

根元からごっそりとめくれあがっています。

倒れたままになっている木々がトレイルを直撃していますが、

ところどころ歩きやすいように整備されているので、

通行には支障ありません。

 

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そこから先も森の中を進んでいき、

No.60の案内板のところで、

先ほど分岐した尾根ルートと合流します。

ここらで少しばかり休憩をはさみます。

時刻は14時。

 

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ここからの道は、緩やかな上りで、

歩きやすいトレイル然とした道が続きます。

前方にちらちらと比叡山が目に入ってきますが、

一向に近づいた感がしません。

 

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時折左手が開けるところでは、

宝ヶ池や岩倉の辺りが眼下に見えてくるようになりました。

日没まではまだ先の様ですが、

そろそろ頭に入れて動かなくてはならない時間帯に入ってきました。

 

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そうして掛橋石鳥居のある、

トレイルが交差するポイントに到着。

時刻は14:45。

ここを案内板に従って、左手に下っていきます。

 

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じわじわと稼いできたせっかくの高度を

遠慮なく吐き出すような感じで、

一気に小さな谷の沢まで下ります。

と、思ったら、再び登りになり、また別の谷筋へ下り、

のジェットコースターを2度3度。

さすがに終盤に来て堪えますねえ。

 

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そうして水飲対陣跡碑のある辻に到着が15時。

ここでも少しばかり休憩。

ここからは修学院、宝ヶ池方面へ下ることも可能ですが、

ここまで来てラスボスの比叡山を落とさずには帰れません。

しばしの休憩ののち上りへと進みます。

 

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少し行った先に展望ベンチがあります。

高度はそれほど変わった感はありませんが、

見える角度が少しずつ違ってきています。

この位置だともう、

叡山電車鞍馬線と本線とに分かれる宝ヶ池は過ぎているので

あともうひと踏ん張り!!

 

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展望ベンチから先が、なかなかの急登。

これまでダラダラとしていたはずが、

ここから一気に駆け上がらせるような登りで、

全然ペースが上がりません。ひ~~。

 

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ひたすらしぶとく急登を上り詰めていくと、

途中で、また木々が一斉になぎ倒されている箇所に出ます。

そこで、ケーブルとロープウェイの中継駅へ向かうルートと、

そのまま山頂方面へ向かうルートに分かれます。

もちろん、ここは山頂方面をチョイスし、

山の南側をなぞるようにして続く急登を詰めていきます。

途中、防災無線用中継所のところで南側が開けているところがあり、

そこで小休止。

 

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リスタートして、もうしばし登りを詰めていくと、

ようやくなだらかな道になってきました。

前方が開けたなあと思ったら、

上空をロープウェイが通過していきました。

トレイルはロープウェイをくぐった先も続いていて、

スキー場跡の原っぱを突っ切っていきます。

 

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するとその先、左手が大きく眺望が開けます。

左下には大原の集落、

そして正面奥には比良山系がずうっ~と続いています。

(ちなみに比良山系は去年、

葛川から入って武奈ヶ岳からびわ湖バレーを経て和邇まで縦走しました)

 

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お地蔵様のある展望地で、案内板に従って、トレイルを外れ、

山頂方面へ向かいます。

もうしばし上り詰めていくと、

ガーデンミュージアム比叡のある山頂駐車場に到着。

時刻はジャスト16時。

そういえば、比叡の山上には来たことがあるが、

山頂ってどこだ?となり、

売店の人に尋ねると、駐車場をまたいだ向こうの小高いところ、

と教えてもらいそちらへ。

 

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もう少しだけ登りを詰めて、

ようやく大比叡の山頂(848m)に到着しました。

山頂自体は本当に外れの外れにひっそりとあり、

眺望もありません。

 

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ピークを踏んだら、ひとまず駐車場へ戻ります。

16時を過ぎ、まだ明るいとはいえ、

下山方法をしっかりと検討しなければいけません。

そろそろ疲労もピークだし、どうすべきか。

叡山ロープウェイと八瀬ケーブルで京都へ下るか、

あるいはもう少し頑張って歩いて坂本ケーブルか、

あるいはいっそ、坂本まで歩いて下るか。

ケーブルの終電時間を調べると17時30分とあり、

ぐずぐずもしていられない。

色々悩んだ末に、とりあえず延暦寺へ向かい、

坂本へ降りることにしました。

 

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駐車場から、京都一周トレイルまでひとまずは戻らないといけないので、

登ってきた道をジグザグ下っていると、

いきなり正面にデッカイ牡鹿が現れて、対峙するような形で目が合う!!

一瞬の間があって、あちらが大慌てで茂みへと走り去り、

距離を置いてこちらを警戒している。

いやあ、一瞬の出来事だったけど、心臓が飛び出るくらいびっくりした。

何が出てきたのかわからないが、ガサガサっと大きな音がして、

鹿でよかったけど、熊かと思ったので、かなり焦りました。

鹿に出会うことはよくあるけど、

あんな至近距離で出合頭は初めてだったので、本当にびっくり。

 

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そんなこんなありつつ、トレイルに戻り、

ひとまずは、乗る乗らないは別にして

ケーブルの時間に間に合うくらいのペースを出して進みます。

ずんずん下って山王院のところで

奥比叡ドライブウェイに出ました。

参拝時間はもう終了しているようで、境内はひっそりとしています。

阿弥陀堂を過ぎて、根元中堂の辺りまで。

 

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そこから、案内板に従って、ドライブウェイ横の歩道を進んで、

16:52に坂本ケーブル延暦寺駅に到着しました。

駅横の展望台からは眼下に広がるびわ湖が、

夕暮れに照らされて、 淡いピンク色に染まっていました。

美しい。 

 

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40km以上歩いて疲弊しているとはいえ、まだ歩けるには歩けます。

でも、ここまで歩いてくるつもりじゃなかったので、

地図を持っておらず、こちら側に下りたことがなく道を知らないし、

もう日暮れが進んで、森の中は暗くなってきているし、

何よりもうこの琵琶湖の絶景を見て満足してしまい、

ケーブルカーで降りることにしました。

 

最終間際の便なので、下山客でほぼ満員。

疲れ切った足で踏ん張りながら10分ちょい。

ちなみにこの坂本ケーブルは全長2025m、

日本最長のケーブルカーです。

途中にある「もたて山」「ほうらい丘」の2駅は通過します。

 

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そうして、無事にケーブル坂本駅に降り立ったのが

17時を少し過ぎたところでした。

20分ほど待てば路線バスがあるようでしたが、

待っている時間のうちに歩いて京阪坂本線の駅まで行けそうなので

そこから歩いて、坂本比叡山口駅まで10分ほど。

 

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タイミングよく電車が発車するので飛び乗り、

ガラガラの座席に座り込んでようやく落ち着きました。

浜大津で下車して、お腹ペコペコなので

お目当てのお店に行こうとしたら定休日で残念…

しかしJR大津駅まで登って乗り換え。

それにしても大津の駅周辺はほとんどシャッターが下りて、

めぼしいお店がほとんどなく寂しい限り。

大津駅からは新快速1本で帰阪し、晩御飯に間に合いました。

 

ということで、名だたる観光名所が居並ぶ京都の

ほんのすぐバックヤードには、

今まで全然知らなかった京都が広がっていました。

 

ひさびさのロングで少し疲れましたが、

それでも時間も距離も当初の計画通りにこなせたので、

大満足です。

これで来春、京都一周トレイルをフルでチャレンジできそうです。

 

おしまい。

 

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子連れハイク 鈴蘭台駅~君影ロックガーデン~イヤガ谷東尾根~妙号岩~鵯越駅

湊川隧道を後にして、湊川公園へ戻ってきました。

次の目的地へ行く前に、ちょっと腹ごしらえということで、

今や全国的にもレアになってしまった、

親愛なるドムドムバーガーへ。

ここでずっと食べてみたかった丸ごと!!カニバーガーを。

ハサミにドムドム旗を挟んでやってきました!

ソフトシェルの蟹は柔らかく、ソースとの相性もバッチリ。

おいしゅうございました。

 

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食後すぐに、神戸電鉄に乗ります。

なかなか年季の入った車両ですな。

湊川を出発してすぐに、六甲の西端の急勾配を、

いくつものカーブでゆっくりと上がっていきます。

12、13分ほどで鈴蘭台駅に到着し下車します。

時刻は15時を回ったところ。

 

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西口から出て、ダイエー横の道を上がっていきます。

住宅街を抜けて、鈴蘭橋で県道52号をまたぎ、

さらにその先、君影町への長い上り坂をえっちらおっちら。

かつての新興住宅地の一番奥手。

今はもう一部閉鎖されている住宅団地の脇に、

トレイルの入り口の目印となるピカチュウの看板。

ここからオフロードになります。

 

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ここは東に湊川の流れる烏原渓谷、

西にイヤガ谷に挟まれたイヤガ谷東尾根。

この日はこのトレイルを鵯越か、

時間が許せば、烏原貯水池を経て湊川までの、基本下りのコースを

長女と歩きます。

 

長女も年頃になって、

なかなかお誘いに応じてくれなるかなあと思いきや、

この日は体も動かしたいしと、久々の山歩きに同行してくれました。

 

住宅街の裏手からすぐ始まるトレイルはいたってなだらかで、

裏の公園を整備したような感じで危険個所もありません。

そのまま通り抜けるだけではつまらないので、

途中のスポットもよります。

スタートからしばらくして、何か所か分岐があります。

結局はどれを選択しても、

最終的には元の森林管理歩道に戻るのですが、

基本的にすべて左側のチョイスしていきます。

 

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長女は久々の山歩きですが軽快に先行していきます。

こう見えて、富士山も登頂しているし、

蝶ヶ岳朝日岳といった北アルプスの山も登っているだけはあります。

そういえば、去年の林間学校で、ハチ北の山登りがあったときは、

担任の先生でもヒーハー状態だったところを、

あまりにスイスイ~と登っていくのでびっくりされたそうです。

 

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さてしばらく雑木林を進んでいくと、

目の前が開けてきます。

じゃーん。見事な眺望です。

ここが君影ロックガーデンと呼ばれているポイント。

湊川の川を挟んで、向かいの電波塔のある頂が、菊水山

六甲全縦の全コースの中でも一番しんどい山かもしれない。

そしてその奥には神戸の港、

さらに淡路島の島影がうっすらと見えています。

この景色を見ても、神戸という町が、

いかに山と海との間の際際に挟まれているかというのがよくわかります。

 

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この岩場は広々としているのだけど、

表面がザレザレで滑りやすく、

しかも谷の方に向かって傾斜がついているので、

あまり油断して先端へ歩いていくと危ないかもしれない。

慎重に歩いてからハイチーズ。

 

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さて、出発が遅かったこともあり、

おしりの日没時間を念頭にそろそろ先へ進みます。

本コースからまずまず枝分かれしてきたので、

そのまま戻ると時間がもったいないので、

ショートカットして戻ります。

 

すると後方から、場に似つかわしくない、

けたたましいエンジン音。

何事と思いながら、トレイルを外れると、

オフロードバイクが駆け抜けていきました。

まさかこんなところに入り込んでくるとも思わないからびっくり。

あちらは大きな音なので、察知して避けることができますが、

こちらは小さな音なので、あちらが歩行者を気付けるのかどうか…

ちょっと怖いなあ。

 

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森林管理道の本コースへ戻り、

そこからはフラットな道をひたすらテクテク。

さすがにこの時間帯は他に歩くハイカーもおらず、

ようやく静かな山歩き。

 

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途中、右手に開けたポイントがあり眺めると、

左に須磨アルプス、正面に淡路島、

右手にちょこっと明石海峡大橋がのぞいています。

それにしても夕暮れが少しずつやってきています。

 

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トレイルの途中で、再び左手に分け入っていき、

もう一か所寄り道。

途中から道もか細く、

そして険しくアップダウンが続きます。

 

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短いながら岩場やザレ場をこなして、

慎重に進んでいくと、再び開けた場所に出ます。

ここからも眺望がよく、直下に石井ダムが見えています。

そこからさらに詰めていくと、

クライマーの練習場として有名な

妙号岩のてっぺんにたどり着きました。

ちなみにこの岩は下から見上げると

南無阿弥陀仏」の妙号が刻まれています。

 

なかなかザレザレな表面なので、慎重に歩いて、

岩礁の先端へ。

なかなかの眺望に、2人とも思わず、

感嘆の声をあげてしまいました。

 

すぐ直下の石井ダムは、

2008年に湊川水系の治水目的で築かれた重力式コンクリートダム

つい先ほど訪れた湊川隧道の上流に位置し、

ここでもまた治水がキーワードとして上がってきました。

このダムのすぐ下流には烏原貯水池があり、石井ダムの完成まで

その貯水池が湊川の治水を一手に担うとともに、

神戸市民の貴重な水源としても活躍しました。

 

神戸の街が港町として発展したのは、

日本中、世界中の大抵の港町の発展がそうであるように、

船乗りが新鮮な水を確保できる中継点であったことが大きく、

いわゆる”六甲の水”と称される豊かな水こそが神戸の礎だったわけです。

これに伴って、灘が日本有数の酒処であるのもまた必然です。

 

しかし一方で、神戸が発展を遂げるにつれ、

水の需要は急速に増加していきますが、

滋賀・京都・大阪が、

琵琶湖という大きな大きな水瓶の恩恵を受けているのに対して、

神戸にはそれに準ずるような水瓶を元々有しておらず、

安定した水の供給を行うための

不断の努力が繰り返されてきた歴史があります。

現在でも、神戸市からは大きく外れた、

宝塚・三田エリアにある千刈水源地で確保した水を、

神戸水道と呼ばれる送水管で、

宝塚市・西宮市・芦屋市を経由して水道水を供給しています。

甲山の山麓にある上ヶ原浄水場はその中継点で、

また灘区にある水道筋は、

その直下にこの神戸水道が通されていることで命名されました。

 

この烏原貯水池、

あるいは六甲ウォーターと称される水を提供する布引貯水池は

神戸の街の発展を支える貴重な財産なのです。

 

このように神戸の街を、治水・利水・名水と、

「水」をテーマに見つめなおしてみるとなかなかおもしろいですね。

 

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さて、恐る恐る下を覗いてみると、なかなかの高度感。

高いところが苦手な長女は、

ひえ~と恐れおののいておりました。

 

向かいをみやると菊水山がより堂々と立っております。

須磨側から六甲全縦をスタートすると、

ひたすらの階段が続くしんどい山です。

(逆側も、鍋蓋山から有馬街道まで下ろされての登り返し…)

山頂のすぐそこまで、切れ込みのように入っているのが、

菊水山ルンゼ。

 

逆に振り返ってみると、緑の一角の禿げた部分が

先ほどの君影ロックガーデン。

 

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さて、長居は無用ということで元の道まで戻りますが、

ここもショートカットで。

整備歩道自体はいたって歩きやすく、アップダウンも少なく、

さくさくと進みます。標識に従っていけば迷うこともなし。

鉄塔群が現れると、徐々に下り道となり、

ずんずん下っていきますが、林の中へと入っていくと、

夕暮れの残り光が届かないので、一気に暗くなっていきます。

 

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ずんずん下って、しばらく進むと、

前方に「通行止。回り道してください」の看板が正面にあり、

ええ!!?ここまで来て戻らないといけないのかと焦りましたが、

看板の近くまで来て、

ようやく脇に階段が設けられているのが見えて安堵しました。

ちょうど山麓バイパスの直上で、

トレイルのあった山肌をごっそり工事で削り取ってしまったようです。

工事用の簡易階段を降りると、

いったん舗装道路の橋で山麓バイパスをまたぎます。

またいだらすぐにまた階段があって、

それをよじ登ってトレイルに戻ります。

このままこの舗装道路で鵯越へも出れるようですが、

せっかくならトレイルの最後まで歩くことにしました。

 

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いったん次の尾根を乗り越すのに、

短いながらも急な登りをよじ登ります。

乗り越したら、急な下りに入りますが、

落ち葉が敷き詰められていて滑る滑る!!

もうすっかり暗くなってしまったので、

ヘッデンを点灯して慎重に進みます。

暗くなって少し弱気の長女ですが、

まだ時刻は17時を過ぎた頃で、道も明瞭、

何よりこういうシチュエーション大得意の

わたくしがついておりますゆえ

(とはいえ先日の京都は大失敗だったが笑)

大丈夫、慎重に、左に注意など、

こまめに声掛けをして下っていきます。

 

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急な坂をようやく下りきると、

石井ダムから続く舗装道路で

六甲全縦路になっている道に無事に出ました。

これでつかの間のアドベンチャーは無事終了です。

 

ちょうど降り立ったポイントが、

烏原貯水池へ向かう道と、

六甲全縦路で鵯越駅へ向かう道の分岐点でした。

今回の「水」のテーマからすると、

ぜひとも烏原貯水池へもよりたかったけれど、

もうすっかり暗くて、訪れても何も見えないし、

この日はもう十分頑張ったので、最寄り駅である鵯越駅へ向かいました。

 

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分岐からは勝手知ったる道を進み、裏手から回り込んで

17:20に無事鵯越駅に到着しました。お疲れ様でした!!

長女は少し疲れた様子でしたが、久々の山歩き楽しかったようで、

また次のお誘いも付いてきてくれそうです。

 

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15:15鈴蘭台駅⇒15:32イヤガ谷東尾根入り口

15:45君影ロックガーデン15:55⇒16:12妙号岩16:18⇒

16:53山麓バイパス上⇒17:12六甲全山縦走路⇒17:22鵯越

 

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新湊川ウォーク 湊川隧道通り抜け

ブログ停滞のため順番が前後します。

 

11月某日。

年に1度だけ通り抜け可能な日に

湊川隧道へ長女と2人で行ってきました。

ほぼほぼ晩秋の恒例となってきました。

 

湊川隧道は神戸治水の歴史ではかかせない遺構で、

かつ明治期の土木技術が今なお保存されている貴重な現場です。

詳しくは、過去記事へどうぞ。

 

arkibito.hatenablog.com

 

まずは新開地駅までアクセスし、

そこから新開地商店街の緩やかな坂を上ります。

さて、実はこの商店街の坂は不思議な坂で、

この商店街より1つ東、また1つ西の筋は平坦で、

この筋だけが坂道になっています。

実はこれ、天井川だった旧湊川のなごりなのです。

明治期に、新湊川として付け替えられ、

その際に築かれた日本最初の河川トンネルが

今回の目的地である湊川隧道です。

(そして震災後に、新たに新湊川トンネルに付け替えられた)

この天井川の名残の地形は、湊川公園まで続きます。

ミナエン商店街や、パルシネマしんこうえんの真上、

あそこだけなぜ高架があるのかと

不思議に思っている方が多いのではないかと思いますが

ブラタモ的視点で街を眺めてみると、

町の歴史が垣間見れたり、

立体的なイメージが湧きおこったり、

街歩きががぜん面白くなります。

 

さて、湊川公園からさらに遡って、熊野橋まで。

そこから新湊川に沿っていくと受付があります。

今年はコロナの影響もあり、開催時間が短く、

ギリギリ間に合いました。

 

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早速、中へと向かいます。

例年以上に人が多いように感じました。

コンクリート壁の連絡通路を抜けていくと、

600mほどにわたって伸びる異空間が待ち受けています。

 

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ここからは説明は野暮というもの。

この見事なアーチ型のレンガ造りのトンネルをご覧ください。

 

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いかがでしたか。

ぜひ興味のある方は一度体験してみてください。

このレンガのトンネルの先は、

再びコンクリートのでっかいチューブのような空間になり、

その先で、現役で流れている新湊川に合流します。

滑らないように気を付けながら、下界へと出ます。

ちょうど会下川公園の真下を抜けてきたことになります。

 

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トンネルを抜けると、深く掘り下げられた川底を

長田駅まで歩きます。

比較的浅い川ですが、流れは結構あります。

それは六甲山から神戸港までの本当に短い距離を

一気に駆け下りていくからで、

神戸という土地は水の恩恵とともに、水の被害とも

常に隣り合わせの歴史を持つ場所なのだと、

改めて感じます。

 

長女を連れてきているのも、

そういった社会の仕組みや町の歴史を、

教科書の中だけの知識としてではなく、

自分の目で見て、直接感じて、理解してもらいたいから。

なぜこんなものがあるのか、なぜこんなものを作ったのか、

そしてなぜそれが今なお残されているのか、等々、

いろんな「?」を見つけてくれたらいいなあと。

 

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いよいよ終点に来ると、

スタッフブースのテントに面白いものが。

灘の名酒・福寿さんのお酒で、湊川隧道で貯蔵されたものだそう。

面白い遺構の利用ですね。どんなお味か、ちょっと気になる。

 

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さて、湊川隧道を後にして、歩いて湊川へ戻り、

そこから神戸電鉄に乗り込んで次の目的地へ。

そこもまた今回の湊川隧道、神戸の治水と関係のある場所です。

つづく…

似顔絵お渡し 塩屋 ワンダカレー

11月某日。

神戸塩屋に家族でちょっくら野暮用。

塩屋に来たら、ここに立ち寄らないわけにはいきませぬ。

ということでワンダカレー。

気付けばいつの間にかに丸12年で13年目に突入し、

スパイスカレーのベテラン組としてだけでなく、

坂と海の街・塩屋の豊かなコミュニティの一翼を担い、

すっかりランドマークとなっているおなじみのお店です。

コロナ禍で、塩屋に来るのも久しぶりです。

 

自分が初めて来たのが2013年からなので

7年ほど通っていますが、

寡黙な松田さん(実はお茶目)と話すようになったきっかけは

実はカレーではなく、音楽の話。

KANSAS CITY BANDとかclammbonとか。

 

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久々なので、いつもの牛すじカレーと随分悩みましたが

ここの対カレーが絶品なので、大盛りで。

それから自家製胡麻ドレッシングでいただたく、

田仲どうふを使ったサラダも。これも最&高。

そして言わずもがなのタイカレー。

里芋、レンコン、小松菜にぷりっぷりのエビ。

たまりませぬ~@@@

 

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そしてこの日は塩屋に行くことが分かっていたので、

いつぞや描くとお約束していた似顔絵をプレゼントしました。

ちょうど絵と同じキャップをかぶってらして、同じ表情でパチリ。

いつも美味しいカレーをありがとうございます!!

 

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野暮用を済ませたら、子供たちが海!!とはしゃぐので、

帰り際に須磨で途中下車して、波打ち際で遊ぶ。

さすがに水に入るのはできないけれど、

貝殻拾いをしたり、石をドボンしたり、

みんな開放的な場所でキャッキャして、かなり楽しかった様子。

 

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それから少し時間もあったし、休憩がてら、

トアロードの木馬へ。

こちらもコロナのせいで久々にお邪魔。

マスターも和美さんもにこやかに迎えてくださいます。

長女はここのオレンジシフォンが大好きでご満悦。

次女もチョコレートケーキをほおばって、終始はしゃぎモード。

かつては我が家の近所に、行きつけのコーヒー屋さんがあり、

ほぼ毎日そこでくつろぎの時間を過ごしていたのだけど、

あの店や木馬のようなゆったりとした時間を過ごせる場が

本当に貴重です。もっとご近所さんだったらいいのになあ。

 

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ということで、気ままで心地よい風吹く神戸を満喫しました。 

阿部海太デッサン教室 at itohen + 鰺坂さん似顔絵お渡し

コロナでしばらくお休みになっていた

itohenでの阿部海太さんによるデッサン教室。

秋から再開してたのだけど、うまくスケジュールが合わず、

ようやく久しぶりに家族みんなで参加できました。

お久しぶりの阿部さんも、鰺坂さんもお元気で何より。

 

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今回のお題は、みかんと針金と黒い紙。

これらを思い思い、好きに構成を組み立てて、

それをデッサンするというもの。

うーむ、なかなか難しい!!

 

黒い紙はそのままだとのっぺりとした平面でしかないので、

折り曲げたり、千切ったりして、質感を捉えやすくしたり、

針金は曲げたり、巻いたりして、

立体感を出すことで生まれる、光の辺り具合の陰影を作ったり、

それを主役であるみかんとどう絡ませるか、

構成力が問われます。

 

それを思案するだけでもあっという間に時間が流れていきますが

残り1時間30分で描かないといけないので、

構成を決めたら全集中!!

 

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まずはざっくりと構成を捉えて、

そこから少しずつ色を付けていく。

線は線になっては、嘘くさくなる(自然界に線は存在しない)ので、

それをどう線ではなく輪郭を描いていくかがとにかく難しい。

そして立体感を出すには、光を捉えて表現することが必須。

光源からの位置関係によって、明るい部分、暗い部分、

同じ素材同じ色でも光の辺り具合で、

白く色が飛んでいるところ、黒くなっているところ、

あるいは背景に映し出される影、

これらをどれだけ白いキャンバスに再現することができるか。

会場を巡回する先生が、絵の進行具合を見つつ、

アドバイスをくれて、それを取り入れながら仕上げていきます。

そして、あっという間に終了の時間です。

奥さんも娘も、ええ?もう?という感じで、我に返り、

集中してたご様子。

 

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デッサン後は、お茶をいただきつつ、阿部先生からの総評。

みなさんそれぞれ個性豊か、

構成もそれぞれの絵が仕上がっていて、

みなさん素晴らしい。

 

自分への総評は、構成が面白いとのこと。

鉛筆の種類をHB1本ではなく2Bなど複数を使えるようになると

濃淡をより表現できて、

絵に深みが出るよとのアドバイスをいただきました。

なるほど、なるほど。

 

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その後も、ゆっくりお茶をいただきます。

阿部さんとitohen鰺坂さんにわが家の柿をプレゼント。

そして鰺坂さんには似顔絵をプレゼントし、

とっても喜んでいただきました。

お返しにと自作の絵やらなんやら、

逆に色々頂いてしまい恐縮でした。

 

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絵を描くって、集中力もいるし、エネルギーを使うけれど、

やっぱり楽し!!

 

柿狩り

我が家の庭には大きな柿の木がある。

奥さんが子どもの頃に植えられたものなので

樹齢30年以上なのかな?

何の手入れもしないのだが、秋になるとちゃんと実りを付ける。

年によっては、びっくりするほど豊作の時もあるし、

びっくりするくらい成らない時もある。

 

今年は枝が重さでしな垂れるほど、たくさんの実が成った。

そろそろ幹や枝が敷地をはみ出さんばかりに生い茂っていて、

手入れも必要だったので、家族で柿狩り。

 

子どもの頃から木登りは得意なので、塀によじ登って、

そこから木に飛び移り、伸び過ぎている枝を狙って、

ノコノコ、ギコギコ。

奥さんに受け取ってもらい、

その枝に成った実を子どもたちがもぎる。

長女は小さいころから農作業に慣れ親しんでいるので

こういう類の作業は大の得意。

まるで職人張りに手際よくもいでいく。

次女ちゃんは、長女の見よう見まねでキャッキャ言いながら。

 

ある程度切り落としたら、今度は枝の処理。

もいで裸になった枝を細かく裁断していく。

なかなかの重労働で、五十肩と診断された左肩が悲鳴を上げる!!

2時間ほどで無事今年も作業完了。

もちろん、近所の鳥さんたちのおすそ分け分は

きちんと残しておきました。

 

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ということで、大量大量、

今回採った分だけでも100個近く。

圧巻です。

娘たちも興奮気味に大喜び。

 

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はてさて、こんなに大量の柿を一体どうしてくれよう??

柿ってそんなにどしどしと食べられるものでもないし、

食べ方も、そのまま切って食べるか、サラダにするか、

ジャムにするくらいで、なかなかバリエーションがない。

色んな人にお配りをするにしても配り切れないし、悩みどころ。

 

ということで、色々レシピをチャレンジ中ですが、

今回一番良かったのはパイ。

シャキシャキとした触感は、リンゴに似ていなくもないし、

元々チーズとの相性もいいので、

きっと美味しいだろうと一口サイズのパイを試してみました。

 

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なかなかどうして彩りもよく、美味しく仕上がりました。

ちょっとまだ熟れ具合が浅いので、

中まで火が通らないといけないと薄めにスライスしたので

柿の風味をもう少しはっきり出すには

厚めに切った方がよりよかったかなあとも思いますが、

熱を入れることで柿の甘みが出ていい感じ。

特に長女はとても気に入ったようで、

パクパクとあっという間に何個も平らげ、

即売り切れてしまいました。

 

まだまだ柿のストックは大量にあるので、

引き続きレシピ挑戦中。

14サミッター、登山家・竹内洋岳さんに会いに

大好きな登山家の竹内洋岳さんが、

新しい本『下山の哲学』を出版される記念で、

古巣の石井スポーツさんでサイン会をされるということで、

リンクス梅田へ行ってきました。

 

竹内さんは、人類史上31人しか成し遂げていない

14サミッターという世界的な登山家です。

14サミッターとは、地球上にある標高8000m以上ある

14座をすべて登頂した偉大な称号です、

その14座とはどれも名だたる名峰にして、厳しい山です。

 

エベレスト(8848m)
K2(8611m)
カンチェンジュンガ(8586m)
ローツェ(8516m)
マカルー(8463m)
チョ・オユー(8201m)
ダウラギリ(8167m)
マナスル(8163m)
ナンガパルバット(8126m)
アンナプルナ(8091m)
ガッシャブルムI(8068m)
ブロードピーク(8051m)
ガッシャブルムII(8034m)
シシャバンマ(8027m)

 

竹内さんは1995年のマカルー登頂を皮切りに、

足掛け18年かけて、2012年にダウラギリ登頂で達成されました。

(史上29人目・日本人初にして今のところ唯一)

しかし当然それは容易な道のりではなく、

2007年、ガッシャブルムIIにアタック中に、大雪崩に巻き込まれ、

腰椎破裂骨折の重体に陥り、一時は救助不可能と思われましたが、

同パーティーの登山家や救助隊によって奇跡的に助けられました。

しかし、負ったダメージはあまりに大きく、

背骨にチタンシャフトを埋め込むほどで、

登山復帰は絶望とさえ言われましたが、

懸命のリハビリにより、わずか1年後、

因縁のガッシャブルムIIに再挑戦し、見事登頂を果たされ、

その後残りのピークも攻め落とし、偉業を達成されました。

(しかも11座は無酸素登頂)

 

竹内さんは、プロ登山家として

登山はスポーツ競技でないといけないという信念をお持ちで、

記録を公平に審判してもらうために、

できるだけ行程を透明化して広く認知してもらう努力をされ、

また、一般の人にヒマラヤの山々・文化を知ってもらえるべく

積極的に発信を続けています。

 

自らの登山に対する理念・理論をしっかりとお持ちなうえに、

非常に聡明でスマートな方。

以前にも指摘しましたが、その客観的な視点とクレバーな口ぶりは、

イチローにとても似ているなあと感じます。

ちなみに潰しあんパンとコカ・コーラが大好き。

 

6年前に、写真家の小林紀晴さんと本を出された際に、

出版記念トークショーに参加させてもらい、一度お会いしました。

その時の記事は下記よりどうぞ。

 

arkibito.hatenablog.com

 

arkibito.hatenablog.com

 

なかなか登山家の方にお会いできる機会は少なく、

また竹内さんのようにヒマラヤなど

海外を舞台に活躍されていると、なおさらです。

その上にこのコロナ禍ですから、会いたい人には会える時に。

せっかくなのでということもありますが、

竹内さんから、サイン色紙以外のものなら何でもサインします、

ぜひ面白いものを持ってきて!と挑戦状がありましたので、

それではと、いつものように似顔絵を描き(それはプレゼント用)、

その絵をレトロさんでスクリーンしてもらって、

山用のコップにプリントして、持っていくことにしました。

 

2日あるうちの2日目の最初に伺いましたが、

すでに5人ほど並んでおりました。

1人ずつ丁寧にお話しされながら、サインを入れておられて、

お人柄がうかがえます。

 

自分の一つ前の方が、なかなか面白いというか、

サイン色紙以外のものというルールを

うまくすり抜けたものを持参されていて、

それに竹内さんが思わず、そういう手があったか!と

半ば悔しがっておられました。笑

それが何だったかは竹内さんがまだ明かしていないので

ここでは言いませんが、

次回サイン会の挑戦状できっと触れられるかと思います。

 

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さて、自分の番が来て、まずは著書にサインを入れていただきました。

それからおみやげと似顔絵、

カップをお渡しするととても喜んでもらえ、嬉し。

(後日ツイッターで紹介もしていただきました)

それから自分用のカップにもサインをいただきました。

わずかな時間でしたが、とても丁寧にご対応いただいて、

ありがとうございました!!

 

カップはなくしたりする怖さがあるけど、

山に持っていける時はお守りとして持っていこうと思います。

飲み物全て、コーラに変わっちゃうかも??

 

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